デスク環境・在宅ワーク

【卓上扇風機レビュー】静音性に優れ、風も強力なOPOLARのクリップ式扇風機使ってみた

夏がのデスクワークは悩みが尽きない。

  • クールビズでエアコンが弱く、涼しさが物足りない。
  • 体調管理や乾燥対策のために、エアコンは弱めに設定したいが、快適に過ごしたい。

このような悩みを抱えている人はいないだろうか。

こういったときに、デスク周りで使える小型の卓上扇風機のニーズがあると思う。

しかし、静穏性が低いと扇風機の音で集中が途切れ、仕事や作業の効率が下がったり、小型ゆえに風力が低いと涼しさを感じれないこともある。

せっかく卓上扇風機を導入してもこのような失敗があっては本末転倒。

それなりの出力があり、静音声が高いものはないだろうか。

そこで僕がオススメしたいのが、静音声に優れながら、強力な風を生み出す、OPOLARのクリップ式卓上扇風機だ。

実際に購入したのでレビューを紹介していく。

商品スペックとギャラリー

僕が購入した商品はこちら

バッテリー容量10,000mAh
風量4段階 (弱、中、強、自然風(弱→中→強の繰り返し))
連続使用時間弱:24h 中:12h 強:6h 自然風:12h
サイズ高さ:25.6cm、横幅:21.7cm、奥行き:8cm
重量610g
羽の大きさ直径約17cm
設置方法スタンド設置、クリップ固定
稼働範囲360°
自動首振り非対応
充電方式USB-C、micro -USB
使用方法内蔵バッテリーによる運転、外部電源からの運転
モーターDC 5V

内容物は本体、説明書、Micro USBケーブル

自動首振り機能はないが、角度は360°自由につけられる。

大型クリップで挟み込んで設置可能

操作は全て背面のボタンで行う

風力の4段階とバッテリー残量が示される。

風が強力な理由

これは羽の大きさが関係しており、大きい方が回転数が同じなら風は強くなる。

本製品は羽の直径が約17cmあり、比較的大型なタイプに分類される。

実測値は16.5cmくらい

デスク周りで使うような卓上扇風機、小型扇風機について通販サイトで調べてみると、大抵は羽の直径が15cm以内の商品が多い。

だから17cmは卓上扇風機の中では大きめの部類に入る。

この大きな羽のおかげで他の卓上扇風機には出せない強力な風を生み出すことができる。

ちなみに、大きいからといって持ち運びにくさや設置しやすさが損なわれることはない。

本体重量は610gと軽く、本体の奥行きは8.5cmと十分薄い。そのため卓上扇風機と言えるレベルのコンパクトさは保てている。

静音性の理由

静音性の理由はDCモーターを採用している点、羽が大きい点が挙げられる。

一般にACモーターよりDCモーターの方が静音性に優れているとされる。

また、先ほどと同じように羽が大きさが関係している。

羽が大きい方が風か強くなるので、回転数が少なく静かな弱運転でも十分な風量を送ることができる。もっとも、後で紹介するが中風、強風だと普通にうるさい。

音量と風量について

音量や風量については、静音性とか弱・中・強とか言われてもピンとこないと思う。

そこで、長さ約30cmのPPテープを貼りつけて風の強さを比較できるようにし、音量計測アプリで音量を測ってみた。

まず弱風

風速は2.8m/s

自力でテープが持ち上がらないという残念な結果に。

しかし、こうやってみると風がかなり弱そうだが、実際は弱でも十分強いので安心して欲しい。

また、音量計測アプリで測定した結果がこちらだ。

ある瞬間のスクリーンショットの結果だが、通常の室内の会話と表示されている。

波線の方を見てみると、40と60の間の下半分、40〜50dBのあたりをマークしていることがわかる。

このレベルだと、近くにおいてもそれほどうるさいとは感じない。

次に中風

風速は3.6m/s

今回はテープが完全に浮かんでおり、弱風より強力な風を生み出していることが分かる。

音量の計測結果。

オフィス、通常の室内の会話と表示された。

先程より音量が1回りは大きくなった印象で、近くに置くとうるさいと感じる。

波線も弱風と比べると高く、50dB前後をマークしている。

最後に強風

風速は4.5m/s

中風よりもテープが高く上がっており、動きも激しい。

音量の計測結果。

中風よりもさらに音が大きく、会話音、デパートの騒音と表示された。

波線も50〜60dBをマークしている。

このレベルだとかなりうるさく、普通の環境では使うことができない感じ。

音量の測定については簡易的な計測なので、一つの目安として考えてほしい。

風の強さと音量を総合的にみると、弱風で運転するのが良さそう。普通にデスク周りで使うなら弱風一択といった感じ。

実際に使ってみた

メリット

  • 弱風は静かで強力
  • 設置の自由度が高い
  • バッテリー持続時間が長い、充電しながらの使用もできる

先程書いたように、弱風なら音が小さい。

そして羽の大きさもあって卓上扇風機として至近距離で使うなら十分な風量が送られてくる。

僕は本製品を自宅で使用している。自宅では室内温度が27°前後になるようにエアコンをかけているが、これだけだとやはり暑さを感じる。

しかし、この卓上扇風機を使えば普通に快適に過ごるようになる。

また、弱風なら机の上の書類が飛ばされた理、本が勝手にめくれることもなく、デスクワークがはかどる。

設置の自由度の高さも見逃せない。

大型クリップのおかげでどこにでも設置できる。

5cmは開くので挟めそうな出っ張りがあればほとんど設置可能。

また、スタンドは平面で、裏側にはゴム足が4箇所ついているので、平面であれば安定して設置できる。

クリップタイプだと挟み込み専用で自立できないものもある中、こちらは自立することができる。

デスクに自立させるほか、洗濯物干し竿に取り付けて衣類の乾燥を早めたり、玄関に設置して靴の湿気を飛ばすなどの使い方もできる。

足は1日にコップ1杯の汗をかくと言われているので、1日はいた靴をそのまま放置すると嫌なニオイの原因になる。

扇風機で送風して靴の湿気を飛ばせばニオイの解消にも役立つだろう。

設置場所がなくても、突っ張り棒を取り付けてそこに挟み込むといった使い方も可能。

とにかく設置の幅が広い。

余談だが、僕は机に設置して股間のムレ軽減に使っている。

やはり、夏の悩みといえば股間周りのムレではないだろうか。

ほとんどの職場、自宅のデスクチェアはクッション性のあるタイプを採用していることが多いと思う。

クッション性のあるデスクチェアは、お尻の形にフィットして優しく包みこむ感覚で座り心地はいい。しかし、夏になるとその座り心地がかえって仇となる。

フィットしすぎで通気性が損なわれ、股間まわりのムレをいとも簡単に引き起こすのだ。

しかし、デスクの中央にクリップで挟み込み、股間に当てるようにすればある程度はこの不快なムレを軽減することができる。

このような有意義な使い方もあると知っておこう。

また、10,000mAhのバッテリー容量のおかげで、弱風なら1回の充電で12時間も持つ。

なので、電源のON /OFFをこまめに切り替える必要がなく、1日中回しっぱなしにして夜に充電する、という使い方が可能。

バッテリーによる運転だけでなく充電しながらの運転も可能で、充電し忘れても安心。

デメリット

  • 首振りがなく、風が1方向しか向かない
  • 操作性に難がある

風が1箇所に当たり続けるので、全身を涼ませたいのに一部だけしか涼まない物足りなさを感じる。また、1箇所だけに風が当たり続けてそこだけそこだけ肌が乾燥してしまうという心配もある。

やはり首振り機能はあった方がいいと感じる。

操作性に関しては、全ての操作が背面のボタンだけで行うので、アクセスの悪い箇所に設置すると本体の背面に手を伸ばして電源のO N/OFFを切り替えるのが面倒だったりする。

リモコンがあれば操作性が向上して便利になるだろう。ただし、リモコンの電池を買ったりリモコンを保管する手間などが増えるが。

まとめ

OPOLARの卓上扇風機について紹介した。

羽が大きめなため風量が大きく、DCモーター搭載によって静音性も優れている。

自立可能なスタンドとどこにでも取り付けられるクリップのおかげで設置の自由度も高く、1台あれば重宝すること間違いなし。

暑い夏を乗り切るのにオススメしたい一台だ。

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