ラオス

【国際バス】陸路でチェンライからルアンパバーンへ行く方法【タイからラオス】

陸路でタイのチェンライからラオスのルアンパバーンにいく方法を紹介する。

タイ〜ラオス間は鉄道は走っていないのでバスを使う。ここで使ったのは国際バスだ。

国際バスは東南アジアの主要な都市間を国境を超えて結ぶバスのこと。

自力でバスやミニバンを乗り継いで国境越えもできるが、国際バスは各都市のバスターミナルから乗り込んだらあとはそのまま隣の国まで行ってくれるので乗り換えなしで行けて便利。

チケットの買い方と道のりを紹介する。

ここで扱うのは2018年3月の情報である。また、東南アジアの画一化されていないイミグレ事情を考慮して大体の流れを掴むための参考程度に読み進めてもらいたい。

チケットの買い方

国際バスのチケット売り場および発着はチェンライの第二バスターミナル。

https://goo.gl/maps/BC2dvd9czZvHeVi57

2019-02-23 15.00.26

第一バスターミナルはチェンライ市内の中心部だが、第二バスターミナルはだいぶ離れている。

第一バスターミナルからソンテウ(乗合バス)が出ている。客引きのドライバーに行き先を告げればどのソンテウに乗るか案内してくれるはずだ。片道30バーツ。

チケット購入にはパスポートが必要なので忘れずに持って行こう。

バスチケットのはこちら。

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ピンボケで醜い(見にくい)がチケットを見ると、

チェンマイ→チェンライ→チェンコーン→ルアンパバーン

の順に経由して行くことがわかる。チェンマイ9時発、チェンライ12時半発、チェンコーン15時発だ。17時に国境入りする。

チェンマイからだと1200バーツ(約4200円、2019年2月下旬)、チェンライからだと950バーツ(約3300円)、チェンコーンからは730バーツ(約2600円)。

チケットを宿で手配してくれると思って聞いてみたらそのようなサービスはなかったので自分でバスターミナルまで買いに行った形だ。

よく考えたらチケットの発券自体は第一バスターミナルでできた可能性もある。

また、地元の旅行会社でも手配してくれた可能性もあったが、そのときには思いつかなかった。自力でチケットを買い、バスターミナルまで行く場合、往復と当日の片道分で合計90バーツと結構高くつく。

しかもバスターミナル2まで片道15分なので合計45分と時間も結構かかる。加えてソンテウは人数が揃わないと出発しない(多めに払えばすぐに出てくれるが)のでその待ち時間や購入の手続きなどの労力もかかる。

もし旅行会社が手配してくれて、手数料が150バーツくらいならそちらを利用する手もある。安宿で最低限のサービスしか提供していなかった可能性もあり、普通のホテルなら手配してくれることもあるかもしれない。

道のり

途中でトイレ休憩があったり、ラオスに入国後に夕飯の休憩が入る。汚い休憩スペースで、食べ物の価格は通常の2倍くらいの強気な値段設定。

長旅なので、事前にコンビニやスーパーで食べ物を買ったり、菓子を持っていくのがいい。お馴染みのセブンイレブンがあるので事前に調達しよう。

国境越え

17時過ぎごろに到着。夕方というのもあり空いていて比較的スムーズに手続きできる。

ラオスは日本人なら15日以下の滞在の場合ノービザで入れるので短期ならビザは必要ない。

出国カードは必要。飛行機なり陸路なりで入国時に書いたカードの半券が出国カードで、これがないと出国できない。持っていない場合はもらえると思うのでイミグレで係員に聞いてみよう。賄賂を要求される可能性もあるため、無くさないほうが安心。

タイ側のイミグレで出国手数料として50バーツ取られた。50バーツというそんなに高くない金額だったので余り考えずに払ってしまったが、もしかしたら無知に付け込まれてぼられたかもしれない。

飛行機で日本から海外に行くとき、出国ゲートでお金払わないよね…

同じ理由でタイからラオスに行くのにも手数料いらないと思う…陸路手数料?東南アジアクオリティ?

その後ラオス側で入国手続きをして再びバスに乗る。入国時には手数料は払わなかった。

絶対ぼられた。

タイは公務員の給料が低いらしく、待遇の低さが関係しているのではないだろうか。

タイからラオス側に入るわけだから、当然バスもラオス側に入っている。バスに戻ろうとしてタイ側に戻る必要はない。戻ってもバスはいないので置いてきぼりになる。

意外に自分が乗ってきたバスがわからなくなることがある(短期記憶が弱い)。というか乗車時の一回だけしか見ないため、降りる時にもう一度見ない限り本当にわからなくなる。

バスの乗組員は、大抵はこちらの顔を覚えてくれて、迷っていると手招きしたり呼びかけてくれるが、絶対に覚えてくれる保証はない。バスの写真はあらかじめ撮っておくことをお勧めする。乗組員の顔も覚えるようにしよう。

周りの人についていけばいいわけだが、例えば書類に不備があって書き直し、などの理由ではぐれてしまうこともある。なのでこのような場合を想定して備えて憂いがないようにしたい。

バスの車内

チェンライから乗っても660kmの長旅。これはロサンゼルスからサンフランシスコくらいの距離だ。そして到着は朝5時半ごろだったので15時間もの間バスに乗っていることになる。こんな長時間の長旅に耐えられるだろうか?しかし安心してほしい。

このバスは普通のバスとは一線を画す。なぜならこれは恐怖のスリーピングバスでもあるからだ。

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画像の通り、通常のシートとは異なりベッドのようき完全に横になることができる。これだけ見ると安心してしまうだろう。初めて見るベッドタイプのバスに感動すら覚えるかもしれない。だが次の写真を見れば恐怖で体が震えることとなる。

お分りいただけただろうか。まだピンときていない人のために説明しよう。まず左の写真は枕が2つある。真ん中の写真には番号が2つ書き込まれている。

そう、この狭いスペースで実は2人用なのだ。

画像ではわかりづらいかもしれないが本当に狭い。さらに、右の足を伸ばした写真は、もはや伸ばしきれていない。僕の身長174cmの体ですら満足に体を伸ばすことができないほどの狭さ。女性でもギリギリだろう。

縦と横の寸法おかしい。誰用のバスだよ(笑)。いくら小柄な東南アジア人でもこれはキツイでしょ。

隣に誰かがいた日には生きた心地がしない。

幸い、この時は隣が空いていて狭いなりに快適に過ごすことができた。余談だが、カンボジアのシェムリアップからベトナムのホーチミンに行ったことがあり、その時にも国際バスの夜行便を使った。

同じくスリーピングバスで、さらに悪いことに隣に人がいたので地獄だった(笑)。足は伸ばせないし男同士で肩幅もきつくてとにかく窮屈でほとんど寝れなかった。

もはやプライベートという概念は存在せず、プライベートのプの字も出なかった。privateのpの音も出なかった。

見知らぬ男女がくっついたらどうなるんだろうか…気まずいしトラブルの元になりそうだ。多分バス会社側も男同士、女同士になるよう選別しているんだとは思う。というか願う。

これらの悲劇を回避したいなら、席を2人分購入するという手がある。その場合は2倍の料金がかかってしまうが…あるいは友達同士ならまだ見知らぬ人よりはマシだろう。

全ての国際バスがこのスリーピングバスというわけでもない。例えばバンコクからシェムリアップ行き国際バスは朝出発してその日の内にシェムリアップに到着し、普通の座るタイプだ。おそらく日をまたぐスケジュールの場合はスリーピングバスになるんだと思う。

また、夜行バスでタイのチェンマイからラオスの首都ビエンチャンに行った人は、座席は座るタイプだったと言っていた。

チェンライについては以上だ。おそらくチェンマイから国際バスに乗るなら一番大きなアーケードバスターミナルで間違いないだろう。ちなみにチェンマイ→チェンライはチェンマイのアーケードバスターミナルからグリーンバスで片道166バーツで行くことができる。国際バスのチェンマイ〜チェンライ間の差額は250バーツ。なのでチェンライに興味ある、日程に余裕があるならチェンライまで自力で行った方が少し得。