【チェンセーン】タイ北部の穴場スポットの行き方とおすすめスポット
近年、タイは観光地化が進んでおり、どの街も観光客で賑わっている。賑やかなことは結構だが、ふと静かな場所に行きたいと思うことはないだろうか。チェンセンならその願望をかなえてくれる。
チェンライからバスで1時間半でいける何もない穴場的スポット、チェンセンについて実際に行った経験をもとに紹介していく。
場所
チェンライよりもさらに北東、ラオスの国境付近。メコン川を隔てて向こう側がラオス。
行き方
チェンライの第一バスターミナルから。39バーツ。
観光スポット
村
チェンセン市内というかもはや村内。本当にこれだけ。
メコン川。対岸はラオス。
ワットプラタットチョームキッティ
村からは4km以上離れている。徒歩で行ったのでかなり疲れた。
階段を上る。この上にはお寺と眺めのいい景色が広がっている。
苦労して登っただけあって眺めはそれなり。雨季で空がすっきりしていれば、もっと綺麗な眺めが観れると思う。
乾季におけるタイ北部の大気汚染について↓
自然に囲まれた雰囲気を楽しむことができた。
自分の他に2人しかいなかったのでかなりの穴場スポットだと感じた。チェンセン自体がマイナーだし、その上距離があるため人が来ないのだろう。
人によってどう感じるかはわからないが、自然に囲まれた景色を堪能でき、観光客で混雑しているわけでもなく、心を落ち着かせていられる貴重な場所ではないだろうか。タイのメジャーな観光地は観光客が押し寄せて騒然としているため仏教の雰囲気を感じることはできないが、ここではそれが可能だ。チェンセンに来たら是非いくべき名所だと思う。
ゴールデントライアングル
チェンセンからソンテウで約20分。20バーツ。自転車レンタルもあった。
かつて、麻薬の密売で栄えていたらしい。麻薬密売の黄金ルートだったため、ゴールデントライアングルと言われていた。タイ、ミャンマー、ラオスの国境が交わっている。観光地として開拓されつつあり、この辺りは観光客が多い。
こちらがタイ。三角パイみたいなものがミャンマー、向こう側にあるのがラオス。
特に何かがあるというわけではない。モニュメントがあるくらい。
交通機関は貧弱
地元の交通機関は貧弱。ゴールデントライアングルに行こうとしたら唯一の公共交通機関であるソンテウがなかなか来ない。40分ほど待った気がする。
ゴールデントライアングルまで行くとタクシーやトゥクトゥクも見かけるようになる。しかし青ソンテウ、トゥクトゥク、タクシーはなんと15時半には動かなくなる(田舎すぎん?笑)。
この情報はガイドブックから事前に知っていた。なのでゴールデントライアングルを一通り見て回り、14時40分くらいからソンテウを探し始めた(タクシーやトゥクトゥクは高いだろうから)。しかしソンテウはなかなか来ない。ようやくきたと思ったらチャーターされて乗車拒否された。また来るだろうと信じて待ち続けたが、またチャーター。
そしてついに15時半を過ぎ、ソンテウやタクシー、トゥクトゥクの姿が見えなくなった。近くにTAXIと書いてあるカウンターを発見し、そこに駆け込んでタクシーを呼んでもらおうと思ったがダメだった。代わりにバイクタクシーで100バーツで送るという。ゴールデントライアングルからチェンセン市内まで約9km。この距離を100バーツと言ってきた。高いし、正直バイクの後ろに乗るのは怖い。どうしようかと考えていたところ救世主登場。
タイ人の男が現れ、200バーツで送ってくれるという。しかしあまりにも高いので断った。すると数分後、車に乗ったその男が再び現れ100バーツでいいと言う。見ると他に2人の白人男性を乗せていた。なるほど、3人で300バーツというわけだ。さっきのバイクタクシー100バーツよりは条件が良くなったため承諾し、チェンセン村内まで送ってもらった。
なんだかんだチェンセン村内に戻ってきたのは4時半くらいだった。帰りのバスはちゃんとあったが、これも最終便がいつ終わるかはわからない。彼がいなかったらとんでもないことになっていただろう。
このような事件を防ぐために、時間に余裕を持って行動する(何が起こるかわからない田舎村は特に)か、自転車やバイクのレンタルもあったはずなのでそちらの利用を検討するのが良さそうだ。
まとめ
ここまでチェンセンについてまとめた。何もないとはいえ、お寺やゴールデントライアングルと言った見所はある。穴場なチェンセンの中でも、ワットプラタートチョームキッティは人がほとんど来ない穴場スポットなのでぜひ行ってみて欲しい。
自然が多いので、着いた瞬間から自然に囲まれた雰囲気を堪能できるし、観光客や人が少なく静かな雰囲気を楽しむことができる。
日帰りを考えている人は交通機関が貧弱であることを考慮した無理のない計画を立てよう。ぜひチェンセンに行って何もない雰囲気を満喫して欲しい。