HUANUOモニターアームのレビュー
デスク環境の改善を目指してモニターアームの導入を検討している人は多いと思う。
しかし初めてのモニターアームはどれを選べばいいのか分からない人が多いだろう。
そしてアマゾンなどの通販サイトで調べると、安いものは3000円から高いものは10000円を超えるものなど、意外にピンキリな世界であることがわかる。
傾向としては、上下または左右の動きに特化したものは安く、上下左右自在に動かせるものは高い。また、対荷重の大きかったり動きがスムーズになるように工夫されているものは高い。
Amazonで色々調べた結果、ある程度上下左右の自由度を確保しつつ、コスパに優れたモニターアームがあることがわかった。
HUANUOモニターアームは完全な上下左右移動型ではないものの、4,000円台という比較的リーズナブルな価格でそこそこの自由度を誇る。
モニターアームがあればスタンドがないぶん机がスッキリしそうだし、モニター裏の配線の管理もしやすいと思って購入を決断した。
早速紹介していく。
HUANUO モニターアーム
今回購入した商品はこちら
対応サイズ | 17〜27インチ |
対荷重 | 6.5kgまで |
VESA規格 | 75×75mm、100×100mm |
付属のネジ | 4mm×5、5mm×4 |
取り付け方法 | クランプ、グロメット |
時々20%オフセールをやっているのでチェックしてみよう。
僕はこのモニターアームにLGの23.8インチ4Kモニターを取り付けた。
重さ | 3.4kg(スタンド有り4.0kg) |
VESA規格 | 100×100mm |
耐荷重、VESA規格共にクリア。
VESA規格とは
簡単にいうとモニターアームを取り付けるためのネジ間隔の規格。
モニターの裏側にはアームを取り付けるためのねじ穴が開いている。そのねじ穴同士の間隔がいくらか、ということだ。
僕の使っているLGのモニターは、定規でねじ穴の間隔を測ったところ100×100mmだったので対応しているとわかった。
不安ならモニターの取扱説明書や、Amazonの商品スペックを見て確認しよう。商品詳細欄などにVESA100×100mmとか壁掛け100×100とか書いてあるはずだ。
ネジの径は4mmと5mmが入っているので多分どのモニターも大丈夫だろう。僕はそこをよく見ずに購入したが取り付けられた。
取り付け方法は机の厚みを利用して挟み込むクランプ式と、アーム取り付け用の穴が開いている場合のグロメット式の2種類に対応。
取り付け方法を選ばないところがいいと思う。
机の板厚によって取り付け後の安定感が変わってくると思うので、モニターアームに推奨された机の板厚があることを確認しよう。
組み立て
モニターアームは結構重たい。
おそらく2〜3kgくらいあるので受け取り時は注意しよう。片手で受け取ったら重くて落としそうになった。
中にはアーム本体、クランプ用の取り付けパーツ、グロメット用のパーツ、ネジ、日本語対応の説明書が入っている。
ドライバーは各自用意する必要がある。
取り付け作業は10分くらいで完了。
実際に取り付けるとこんな感じになる。
取り付け方法はクランプ式を選択。このように下から押さえつける。
設置して感じたメリットとデメリット
メリット
よく動く
思った通り自由度が高く、スタンドがない分スッキリしたような気がする。
モニターのケーブルの整理や掃除が楽
モニターアームでモニターを手前側に持ってこれるので、モニター裏のコードを整理しやすくなるのもメリット。また、ホコリを掃除するにも可動域が高いが故に楽にこなせる。
ケーブルを収納するカバーもある。電源コードは太すぎて入らなかったがHDMIケーブルは入ったのでその分スッキリした。
ケーブルの抜き差しが簡単になり、メンテナンスの煩雑さから解放されるのでこのメリットは意外に大きい。
ミニシアター化した
アマゾンのFireTV Stick4Kと合わせて自分専用のミニシアター環境が構築されるようになった。
食事のときは毎日タブレットで動画を鑑賞していたが、モニターアームによって大画面で動画を楽しめるようになった。
普段は机で作業し、動画鑑賞するときは食卓にモニターを向ける。作業と娯楽を両用できて思った以上に便利。テレビがない人はこの機能は特に便利だと思う。
デメリット
- 左右の移動はできるが水平移動は苦手
上から見ると稼働範囲はこのようになる。
右か左か、画面がこっちに来るかの3択。モニターの構造的にこうなってしまうのは仕方ない。
僕の場合は、普段はほぼ左で固定しているし、高さをそこそこ調節できればいいので問題はない。水平移動をしたい場合は机を壁から離すか、アームが3本ある商品を購入しよう。
根本部分は水平方向に回転はするが上下方向の動きはできない。
ここも上下に動いたらもう少し調節の幅が広がると思う。
以上、HUANUOのモニターアームについて紹介した。
デメリットもあるがそれなりの可動域と手頃な価格から、最初のモニターアームとしては悪くないのではないだろうか。
HUANUOは他にもいくつかモニターアームを出しているし、このメーカー以外にも種類はある。モニターアームに興味がある人は自分の用途に合いそうなものをチョイスしよう。