陸路でタイのバンコクからカンボジアのシェムリアップに行く方法
陸路国境越え第2弾。バンコクからカンボジアへ行こう。2018年の出来事を思い起こしながら書いていく。
バンコクのモーチットバスターミナルから国際バスに乗ってシェムリアップまで行く方法と旅程の紹介。
シェムリアップ行き国際バスはバンコクのモーチットバスターミナルから出ている。バンコク一大きなバスターミナルだ。国際バスを使えば乗り継ぎなしで簡単にシェムリアップに行くことができる。
モーチットバスターミナルへの行き方
https://www.busonlineticket.co.th/bus-terminal/mo-chit-bus-terminal-chatuchak
地図を見るとバンコクの中心からやや離れていることがわかるだろう。BTSスカイトレインおよび地下鉄MRTのMo Chit駅か、地下鉄MRTのKamphaeng Phet駅が最寄り。
最寄駅からさらに約2km離れている。
徒歩で行けなくもない距離だが、タクシーやトゥクトゥクを使って行くのがおすすめ。(僕は金欠なので25分くらいかけて徒歩で行く。すごく暑くてバスターミナルに着く頃には汗まみれなのでオススメはしない。)
チケットの窓口はたくさんあるのでシェムリアップ行きの窓口を見つけよう。シェムリアップ行きバスは1日2本、朝8時と9時で夜行便はない。前者はシェムリアップに夕方5時、後者は夕方6時ごろに到着する。片道750バーツ(2018年3月)。寝坊すると置いてきぼりを食らうので注意。タイだから少しくらい遅れても大丈夫と思っていると痛い目を見る。意外にも時間きっちりに出発するのだ。9時発のバスに乗って本当に9時きっちりに出た。1回寝坊して10分遅れで到着した事があるが、すでにバスの姿はなかった。750バーツという大金がパーになってしまった…やはり国境越え、それもあまりいい関係とは言えない国同士ともなるとシビアにならざるを得ないのだろうか。このような不幸にならないようにしたい。
バス
その日の夕方にはシェムリアップに到着するのでスリーピングバスではなく普通のシートタイプのバス。この点は安心してほしい。↓スリーピングバスについてはこちら
バスでは最初に飲み物とお菓子が配られ、途中で簡単な弁当も配られる。味は…よく頑張ったと褒めてやりたいところだ。
アライバルビザ
ご存知かもしれないがカンボジアは日本人だろうとビザが必要だ。事前に申請していない場合はアライバルビザをとる必要がある。国際バスなら自分で申請する必要はなく乗組員が代行してくれる。なのでその場で即時発行できる。
写真とパスポートと書類、そして1,400バーツが必要だ(2018年3月)。
タイでとっておいた方が200バーツくらい安いので、できるならタイのカンボジア大使館で事前にとっておこう(もっとも、バンコクのカンボジア大使館は中心地から離れているのでタクシー代を考慮するとむしろ高くつく可能性もある)。書類はバスの中で乗組員がくれる。写真は事前に用意しよう。写真のサイズは6×4cmが必要。
困ったことに、当時持っていたサイズは3.5×3cm。とりあえず書類に必要事項を記入して写真と一緒に乗組員に渡したら、何のためらいもなくその場でホチキスでバッチンと止めた。そしてビザもちゃんと取れた。これに関しては運要素もあると思うので、この記述を鵜呑みにせずできるだけ6×4cmを用意しておこう。タイなら日本よりも安く証明写真を撮ることができる。町の写真屋だとだいたい4枚で100バーツ(約350円)。日本なら1000円くらいはかかると思うのでむしろタイで撮る方が安上がりだ。写真は30分くらいでできる。
境国
タイ出国、カンボジア入国。出国手続きをし、徒歩でカンボジアのイミグレへ行き入国手続きをする。必ずスタンプを押してもらう。
とは違い、真昼に国境越えするため大勢の人たちで混雑している。はぐれないように特に気をつけよう。乗組員がこちらの顔を覚えてくれてはぐれると声をかけたり手を振ってくれると思うが、絶対という保証はない。バスの写真は撮る、乗組員の顔は覚えておこう。タイを出国してカンボジア入国なので同じくバスもカンボジア側に入る。バスに戻ろうとしてタイ側に戻る必要はないし戻ってはいけない。ちなみにタイは左側通行、カンボジアは右側通行。バスは左側通行仕様なのでやや乗りにくくなる。
シェムリアップ着
夕方に到着。バス停に待機している自称送迎無料のトゥクトゥクに注意。これは明日も同じドライバーのトゥクトゥクに乗る事が前提。明日そのドライバーのトゥクトゥクをチャーターする代わりに、今日は無料で送迎してあげるという意味だ。例えば、明日の朝9時に同じドライバーがホテルやゲストハウスの前に現れてあなたを待っている。ストーカー(笑)。そうなると本来よりも高い運賃をふっかけられる可能性がある。まず送迎無料は無視する。ホテルやゲストハウスまでの運賃を交渉して着いたらお金を払い、その場限りの関係に終わらせよう。
まとめ
東南アジアにおいて、国際バスを使うとスムーズに国境越えができる。特にカンボジアは日本人でもビザが必要で、他の東南アジア諸国に比べると面倒な手続きが必要だ。そのような中で手続きを簡略化して比較的スムーズに入国できる国際バスは頼もしい存在であり、カンボジア入国でこそ真価を発揮できるというものだ。陸路でのカンボジア入国の際は是非とも国際バスを利用しよう。