Viscontiの革のメッセンジャーバッグは安くてかっこよくてオススメ
革でできたバッグは高級品なイメージがある。国産品や有名ブランドだと最低でも4万円ほどの出費は覚悟しなければならない。
かっこよく、耐久性があり、かつリーズナブルな革のバッグはないだろうか。
そこで紹介したいのがVisconti Bagsのメッセンジャーバッグだ。
Visconti Bagsのリーズナブルでかっこいい革のメッセンジャーバックを購入したので紹介しよう。
目次
Visconti Bagsとは?どこで買える?
ロンドン発祥の革製品ブランド。公式サイトによると1975年創業ということで40年以上の歴史を持つ。
低価格で高品質な商品展開で一定の支持を集めているようだ。
ギャラリーVISCONTIや万年筆のVISCONTIとは関係ない。
ラインナップとしては革のメッセンジャーバック、ショルダーバック、ブリーフケース、バックパックなどのバック類をメインに、財布やパスケース、コインケースなども展開している。
日本にVisconti正規取扱店はないが、アマゾン、楽天、ヤフーショッピングなどの通販サイトで購入可能。
「Harvard L フルフラップメッセンジャーバッグ」のレビュー
商品紹介
僕が購入したのはA4サイズのメッセンジャーバック「Harvard L フルフラップメッセンジャーバック」のオイルブラウン
価格 | 21780円(2020年12月時点) |
サイズ詳細 | 縦:29cm 横:34.5cm 奥行き:9cm |
ポケット数 | 7(外側1、内側6) |
フタの止め方 | マグネット |
重さ | 1.04kg |
オイルブラウンとはダークブランのことだが、遠目に見るとほぼブラックにしか見えないほどダーク。
ただし近くで見るとわりとブラウン感はある。
表面は艶のある革ではなく、マットな質感なのでヌバックに近い。
フラップとは元々は雨よけのフタのことを指す。
フルフラップ=全体がフタという名の通り、大胆に切り出した1枚の革がボディ全体を覆うフタの役割を果たしている。
フタはマグネットで止めるので安定感はバッチリ
収納は背面に1つとフタを開けたメインの収納口に小さいポケットが6個付いており、合計で7個ある。メインをカウントするなら8個だ。
サイズ感の比較や荷物の容量
普段使っているインケースのバックパックと比較
比較しているバックパックは約30L。ほぼ同じ大きさだがメッセンジャーの方がやや小さい感じ。
13インチノートPC、タブレット、TOEIC公式問題集と比較してみた
全て問題なく収納できる。15インチのノートPCもギリギリ収納できそうな感じがした。
ただしノートPC用のポケットがあるわけではないので持ち運びの際は不便さを感じるかもしれない。
500mlペットボトルや800mlの水筒も入る。
いいところ
かっこいい
ヴィンテージ風なところや糸の縫い痕、アクセサリーがめっちゃくちゃかっこいい。
ヌバックの艶消しされたマットな質感がヴィンテージ感を演出してかっこいい。
ヴィンテージな革の質感がすでにかっこいいのだが、オイルブラウンの色に黄色い糸や金属パーツがアクセントになって更にかっこよさを引き出しているように感じる。
ショルダー部にはブランドロゴの入った金属プレートと革のプレートがあり、これまたカッコイイ。
回すと取れるタイプなので、いつの間にか緩んで紛失する可能性がある点には注意。一度落としたことがあるのだが、その時は音で気づくことができた。
チャラチャラさせておくのも何かとうっとおしいので、外して保管しておくのがいいだろう。
革製品としてはリーズナブル
本格的な革製品が約2万円台で手に入る。革製品は安くても4万円〜のイメージがあるので約半額。比較的手を出しやすい価格帯だ。
これだけかっこいいメッセンジャーバッグがこれほどの低価格で手に入るのは驚き。
ポケットが多く収容力も高い
内部が小分けされ過ぎているバッグは逆に収容能力が落ちてしまうこともある。このメッセンジャーバッグはメインの大きなポケット+小さな収容ポケットがたくさんあるタイプなので、収容力の高さを保ちつつ小物を整理できるメリットがある。
スマホ、充電器、本などを側面の小さなポーチに入れてメインの収納口に大きめの荷物を入れるといった使い方ができるので便利。
よくないところ
重い
本体重量は1.04kgと、けっこうな重さがある。
普段見かけるようなバックは主にナイロンが使われている。
革の重さはナイロンの2倍近くある。ナイロン性のバックを使い慣れている人にとって革は結構な重さに感じると思う。
最初のうちはそれほど重さを感じないが、使い続けて行くうちに、徐々に負担がたまってくるようになる。
僕は今までナイロン製ばかりを使い続けてきたので、今回が初めての革バッグなのだが、毎日使い続けると負担を感じるようになり、明らかに使用頻度は減っている。
重心がかたよる
バックパックは両方の肩に重さを分散させることができるのに対し、メッセンジャーバックは片方の肩にかける構造のため重心がかたよってしまう。
そして先ほど述べたように革製品ゆえに重さもあるため、姿勢が崩れてしまう。例えば、バッグを右肩に下げたら、右肩が上にあがり体が左側に傾く。
ショルダー部を短くして体に密着させればある程度は対策できるのだが、それでも重いと感じる。
このため、普段使いの際はできるだけ荷物を減らして軽くするのが望ましい。
さきほどノートPCを収容できると紹介していたが、バックとノートPCだけで2kgは軽く超えてくる。ノートPC用のバックとしてはオススメできない。
フタが大きく取り回しが良くない
フタが大きいので中のものを取り出すときにガバッと開けないといけない。混雑した場所や狭いところだと開けづらい。
色移りやニオイ
レビューを見ると色移りがひどいといった書き込みが散見される。
おそらくはヴィンテージ風で表面が荒く、摩擦が起こりやすいことが色移りしやすい原因だろう。
僕はネイビーやダークグレーの服の上にしか身につけたことがないので色移りの被害に遭ったことはないが、購入する際は合わせる服に色移りしても目立たないかなどを確認しよう。
全体が本革でできてるため初めのうちは革のニオイが強い。使っていくうちに落ち着くがある程度は残る
海外ドラマ「SUITS スーツ」のマイク・ロスが使用していた説
このメッセンジャーバックを購入したきっかけは、海外の弁護士ドラマ「スーツ」にハマったことだ。
主人公のマイク・ロスがメッセンジャーバックを使っており、それがかっこよくて欲しくなったので調べた結果、このViscontiのメッセンジャーバックにたどり着いた。
画像を調べたりすると、似ているようだが違う。マイクのメッセンジャーバックはバックのショルダーに穴があいていて、そこで長さを調節するタイプのようだ。
よく見ると全然違う。
ただしかっこいいメッセンジャーバックが手に入ったので結果的には満足している。
まとめ
Viscontiのメッセンジャーバッグを紹介した。
ヴィンテージ感や金属のアクセサリーがカッコよく、作りもしっかりしている。
革製品ゆえの重さや、メッセンジャーバッグゆえに重心がかたよるなどの問題もあるが、造形や質感は素晴らしく満足度の高い商品だと言える。
革製品としては手頃な値段の部類に入ると思うので試してみてはどうだろうか。