海外の個室トイレに持っていくべきもの【あるべきものがない】
海外旅行で頭を悩ませる問題の一つがトイレ事情。
海外のトイレでは日本では考えられないトラブルに遭遇しがち。日本のトイレに行く感覚で海外のトイレを使ったらあまりの不便さにショックを受けると思う。
それもそのはず、日本のトイレでは当たり前にあるものが海外のトイレにはしばしば存在しないからだ。
そんな問題を解決するためにトイレに持っていくべき必需品を紹介する。
1.コイン…お金がないと入れない
まず、要を足す以前に中に入れるかどうかという最初の関門が存在する。
海外ではトイレは有料のことが多い。特にヨーロッパはこの傾向が強め。ショッピングセンター内のトイレは大抵無料だが、たまに有料のこともある。
お金を多少払うなら仕方ないが、問題なのは両替機能がなく、コインしか使えないトイレも多いということ。
事前に小銭を用意しなければならないのが面倒。
一回1ユーロとか0.5ユーロなら切りが良くていいが、悪質な料金設定の場合、0.7とか0.75ユーロとかもあったりする。
コインがない場合、どこかの売店でお菓子でも買ってバラしておこう。トイレに門番がいる場合はお釣りが出たりするが、融通が効かないとお釣りをもらえず余分に取られるのであらかじめ用意しておいた方が無難。
清潔さに関しては有料トイレは無料のトイレよりはきれいな傾向にあるが、日本の水準位比べると割と汚い。中には無料トイレと大差ないこともしばしば。
駅のトイレも有料だったりする。長距離鉄道は大抵は車内にトイレが備わっているので、鉄道が来るまで我慢して1ユーロくらい浮かせた経験がある。
2.ペーパー…紙がない
海外のトイレには紙がない事もある。
日本では常備されているのが当たり前で、最近では予備のペーパーも備わっていることが多い。しかし海外ではそんな常識は存在しない。おそらく盗難対策だろうか。
トイレットペーパーは事前に購入しておく。携帯性を考慮して、芯を抜き取って潰した状態で持っていくのが望ましい。こうするとティッシュ代わりにもなるので割と便利。
トイレに行く前は必ず自分のカバンの中にトイレットペーパーがあるかチェックしておこう。ない場合はどこかの売店で買えば解決できるし、お金を崩す事でトイレに入るための小銭を確保する事もできるだろう。
3.フック…荷物をかけるフックがない
外出する際、鞄を持ったり上着を羽織って出かけることも多いだろう。
ショッピングなら買い物袋を提げている事と思う。そうした場合、日本では個室にフックが備わっていて荷物をかけておくことができる。
しかし海外のトイレにおいて、荷物をかけるためのフックが存在しないこともしばしば。
トイレに入ったらフックがなく、膝の上に抱えて用を足すなんてこともありうる。カバンが小さければいいが、ある程度大きいと抱えるながら用を足すのは大変。
こんなときに備えてフックを持って行こう。上手く引っかからない場合を想定して3種類くらいのフックを持っていくのがベスト。
万一フックを忘れた場合、2で解説したトイレットペーパーを持ってきていれば、それを床に敷いて荷物を置くことで代用できる。
4.ウェットシート…ウォシュレットがない
ウォシュレットは日本特有なので海外には存在しないと思ってもらって構わない。
いつ何時でもキレ良く出せるわけではない。キレが悪いときのウォシュレットがないトイレは苦痛そのものだ。乾いた紙で何度も拭き取ると摩擦で痛みが伴うだけでなく、痔になる可能性すらある。
摩擦をなくすために拭く回数を減らすと違和感というか不潔感を感じたまま後の時間を過ごすことになるし、逆に入念に拭きすぎると今度は痛めてしまう。
そのようなときに役立つのがウェットシートだ。
水分で優しくきれいに拭き取れるので、そのようなジレンマに陥るのを防いでくれる。拭く回数も少なくなるので出るゴミの量も減り、環境にも優しい。
ウェットシートがなくても、飲み物を持っていればそれで紙を浸して代用可能。
東南アジアにおいては個室にシャワーが備わっていることが多く、セルフウォシュレットすることはできる。右手にシャワーを持ってターゲットに噴射し、左手で洗う。そこまでしなくても、ペーパーを水で浸して優しく拭き取ることができる。
5.体力…便座がない
海外では便座は破壊・盗難の対象でありしばしばトイレから姿を消す。
再び被害に合うことを想定して敢えて修理しない場合もあるし、被害を根本からなくすために、最初から便座を設置しないことすらある。こういった背景から便座がないことがある。
便座がなかったらまずは他のある個室を当たろう。それでもなかった場合は空気椅子状態。体力勝負だ。
海外のトイレは日本の常識とは完全に異なることがわかったと思う。
海外旅行の際は今まで挙げてきたアイテムを活用してトイレの困難を乗り切ろう。