【就職後、職場にて】院卒と学部卒では配属された時点で仕事の格差が存在した
僕は今年から、コロナウイルスの流行の最中に社会人になった。
就職したくないと思いつつも、明確なビジネスのビジョンを見出せず、結局は就活を行い内定をもらったという流れだった。
ところで、社会人になるとまず初めに全体で集合教育・集合研修を行い、その後に部署に配属ということが多いと思う。
さらに会社や部署にもよると思うが僕の会社では配属先で新たに受け入れ教育が行われた。
僕の業務開始までのざっくりした流れは
- 新人全体の集合研修
- 配属先の部署での受け入れ教育
- 配属先で業務開始
という感じ。
僕の部署では学部卒の僕と院卒の同僚の2人が新たに配属となったのだが、業務開始になった途端、僕と彼で格差を感じる瞬間に遭遇した。
これから研修から配属までの流れを順に追っていき、どの辺から違いが出たのかを見ていく。
これはあくまで一例だが、1年目の時点で院卒と学部卒の格差があると知ってもらうと共に、就職する上での参考にもしてほしい。
集合研修と配属先の部署での受け入れ教育
集合研修
業界説明、会社の業務内容、部署ごとの業務内容・業務の流れ、扱っている商品の説明など、会社の紹介があった。
また、会社の守るべきコンプライアンス、会社理念、挨拶の仕方、電話の受け答えの仕方、給与の決め方、保険など、企業人として知っておくべき常識や会社で働く上での心構えなどを一通り学んだ。
これら座学は聞いているだけで眠くなってしまうということもあり、あまりに頭に残らなかった。
現に業務内容や業務の流れは正直まだ全体を把握できていない。また、商品の内部構成やパーツなども細かく説明していたがよくわからなかった。
特に今年はコロナウイルス対策で途中から在宅研修に切り替わり、研修期間が長引いたため業務内容を延々と事細かく説明され、それもあって受け身な姿勢での受講が続いていた。
説明が終わる毎に感想を書かなければならなかったのでノートを取ってはいたのだが。
製造業なので座学だけでなく実践もあり、こちらは手を動かす実践的な研修内容だったので座学に比べると眠くならずに行うことができた。
この時点では院卒も学部卒も一緒なので差は全くない。
配属先の受け入れ教育
集合研修が終わった後、僕は部品の解析を行う部署に配属された。
そこで今度は部署の業務紹介、解析に使うソフトの使い方、実戦演習を2週間ほどかけて行った。
実践演習では部品を解析して強度を評価し、できるだけ軽くしつつ、どのような構造にすれば強度が上がるかを検討して検討結果を発表するというものだった。
結果については詳しく述べるのは控えるが、院卒の同僚よりも結果はよろしくなかった。が、とりあえず上々の結果を挙げられた、と個人的には思っている。
この時点でも院と学部の差は一応ない。
業務開始のはずが…
配属先の受け入れ教育が終わってさあ業務開始、そう思った。
院卒の同僚はすぐに解析ソフトを使って解析の実践練習が始まった。ところが僕の方は、またもや会社全体の業務の流れに関する説明だった。
加えてなぜかこのタイミングでロジカルシンキングやPDCAサイクルについての説明まで始まった。
ロジカルシンキングとかPDCAサイクルって集合研修でやるべき内容じゃね?笑
と感じずにはいられなかった。
会社全体の業務の流れとかも今更感強いし、やる気が出なくて覚えられない。しかも、このぼっち気質な僕ではなぜ今更こんなことをやるかなんてとてもじゃないが聞けない。
院卒と学部卒で早くも差を見せつけられるとは思いもしなかった。
ただ、単純な学部と院の違いだけでなく、2浪学部卒の僕(24)とストレート院卒の彼(24)は客観的に見ても格差があって仕方ないと思わざるを得ない。
悲観しても仕方ないのでここで発想を変えてみた。
会社に関する業務の流れをしつこいほど聞かされるのは、広く深く知ってもらうことで将来に期待されていると思うこともできる。
また、同僚は解析業務が難しくて頭が痛いといっていたが、僕は楽して給料がもらえるのでラッキーな気がする。(窓際族に追いやられるという危険もあるが。)
業務予定表を見ると普通に解析ソフトの練習もあるので、そこで実践を通して業務を覚えつつ挽回のチャンスを得れば良いと感じている。
まとめ
2浪学部卒の僕の、職場での現状は
新人全体の集合研修→配属先の部署での受け入れ教育→配属先で業務開始したと思ったら集合研修のような状態に逆戻りだ。
入社1年目の、研修が終わって配属された時点で学部卒と院卒ですでに格差が出てくるという事実に直面した。院卒の場合は専門知識があるため、学部よりも即戦力と思われているのだろう。
格差と言ってもまだ配属されたばかりなので、これからどうなるのかは分からない。もっと開くのか、縮まるのか、それは僕の努力次第になるだろう。
これはあくまで一例だが、就職する人は学部卒と院卒での職場での扱いの違い、仕事の違いがあるということは意識してほしい。