【チェンマイ】生活してみた
この度、2月からタイのバンコクへ、そして北上しチェンマイで生活を始めた。
今は月4,000バーツ(約15,600円)のアパートで生活している。そんな気軽に長期滞在できるのか?と疑問に思うかもしれない。しかしタイでアパートやコンドミニアムを借りて長期滞在するのは極めて簡単だ。
パスポートと金さえあれば契約できてしまう。学生ビザ、就労ビザ、ワーホリビザなどは必要ない。
そして日本よりも安くていい物件に住むことができる。
3月いっぱいまでタイに滞在する予定だ。今回はアパートをどのように探したか、どんなアパートに住んでいるかについて紹介していく。
チェンマイのエリア
チェンマイは大きく分けて2つのエリアがあると思っている。1つは赤丸で示した観光に適した旧市街周辺。もう一つは黒丸の長期滞在に適した旧市街の左側だ。
正方形の中が旧市街。1辺2km弱。ここにいろんな寺院が詰まっている。土曜・日曜にはナイトバザールが開催される。また、旧市街の右側が新市街で毎日開催のナイトバザールや老舗の市場、ピン川がある。
黒丸の方が長期滞在に便利なエリア(と個人的に思っている)。最近できた綺麗なショッピングセンターMAYAがあったり老舗のデパートがあったりカフェが点在していたりと色々便利。
今回は、チェンマイ3回目の訪問なので長期滞在エリアの周辺に絞って物件探しをしてみた。
探し方
とりあえず生活してみたいエリアの周辺を探し回ってアパートっぽい、コンドミニアムっぽい建物があったら1階のインフォメーションやら受付やらに突撃してみる。
- 物件を探していること,滞在する期間を伝える。(I’m looking for monthly room for rent. I want to stay two month.)
- 家賃が提示されるので、部屋を見たい伝える。(I want to see the room.)
- wifiがあるか、水道代・電気代がいくらか聞く。 (Can I use wifi? How much water and electricity?)
- いつから入居したいか聞かれるので、入居希望日を伝える。 (I want to stay tomorrow.)
だいたいこんな感じのやりとりをする。外国人慣れしているので簡単な英語なら問題なく通じるので心配はない。()内は実際に使った英語。文法や単語があってるかは知らないがとりあえずは通じた。
空き部屋がある場合、早ければ次の日から入れる。入る日に1ヶ月分の家賃とデポジットとパスポートを持って、提示された書類に必要事項を記入すれば完了。安い物件ならデポジットは家賃1ヶ月分であることが多い。
ドミトリーに泊まりながら、本当に行き当たりばったりでそれっぽい物件やRoom for rentという広告のある物件を聞いて回った。
全て徒歩で回った。暑く日差しが強いので、徒歩で回る場合は帽子や日焼け止め、水分補給、そして屋内での休憩を忘れずに。
色々探し回った末、結局1番最初に訪問したアパートに住むことになった。
どんな物件?
入居したのはこんな物件。割と広て綺麗、ベッドが2つある。
電子レンジ、冷蔵庫に加え食器までついているので簡単な自炊なら可能。たとえばハムとレタスと食パンを買ってきてサンドイッチを作る、冷凍食品を解凍する、冷めた料理を温めなおしたりだ。
テレビも備わっているものの、電源をつけると不快な音、いわゆるモスキート音みたいなのを発し、当然タイ語で何いってるかわからないので1度つけたきりで全く使っていない。
wifiもあるが、日中や夜は混雑し途中で切れたり受信できなかったり速度が非常に遅かったりで全く使い物にならない。まともに使えるのは深夜だけ。
ベランダからの眺め。最上階の5階が割り当てられたので眺めは悪くない。
簡易物干し竿も付いているので洗濯物を乾かしたりもできる。
これら全て込みで月4,500バーツ、すなわち約15,600円。
これは今回探した中での最安値だ。物件によっては家具や家電やwifiを使うのに月に数百バーツ取られるので全て込みでこの値段はお得感がある。
一応エントランスはカードキー式なのでセキュリティもそこそこ。
日本だったら50,000〜60,000円はしそうな雰囲気がする。
ちなみに八王子で一人暮らししたことがあるが、もっと狭く、汚い家具家電なしwifi付きアパートが月38,000円だった。
あの頃に比べるとだいぶ広く、清潔で安い。
選ぶ基準
人によって選ぶ基準は様々だ。立地だったり価格だったり清潔さだったりセキュリティがしっかりしているかどうかなど。
シンクがあると、ない物件に比べて家賃がやや高くなるが、自炊して食費を抑えられれば総合的には費用を安く抑えられる可能性もある。家賃が高い物件でも、綺麗でセキュリティがしっかりしていてプールやスポーツジム付きだと、トータルで見るとむしろコスパが良かったりする。
まず優先するべき項目を決め、次にそのほかの点をどこまで譲歩できるかを自分なりの判断基準を設けて探すことが大切だ。この立地ならいくらまで出せる、この価格ならどの程度の設備までなら許容できる、などだ。
また、バイクや車で行くような郊外の物件は安くて質も高い傾向にあるようだ。僕の場合は国際免許証を作らなかったのでバイクの運転はできず、かといって交通量の多いチェンマイを自転車で移動するのも気が引けるので結局徒歩圏内で探した。バイクに乗れる人は郊外ライフにチャレンジしてもいいかもしれない。
気をつけるべきこと
1ヶ月からの滞在を受け入れている物件は意外に少ない。最低3ヶ月、6ヶ月、あるいは1年といったものが大半だ。また、あったとしても短期契約だと割高になることも少なくない。
あるアパートは1ヶ月契約だと5500バーツだが、3ヶ月以上で4500バーツに割引になるというものも見かけた。
今回は2ヶ月のみの滞在予定だったので門前払いされることが多く、設備と家賃が見合った希望の物件を見つけるのに苦労した。
できれば3ヶ月以上滞在するプランが望ましい。またチェンマイは滞在先として人気があるようなので、物件によっては満室で数ヶ月待ちということもある。
また、受付の人は昼頃になるとランチに出かけていて不在のことがあり、電話するか再訪する必要があったりする。土日だと受付係がいない物件もある。
先ほども書いたが、今住んでいるアパートはレンジ、冷蔵庫、wifi込みで月4,500バーツだ。しかし物件によっては家賃とそれらの設備が別になっていて、月数百バーツ取られ結局は高くつくこともある。
レンジ500バーツ、冷蔵庫500バーツ、wifi 200バーツで全て使うと月1200バーツも余分に取られてしまうという物件もあった!入居前にきちんと確認すること。
まとめ
チェンマイでの物件探しについて少しはわかってもらえたと思う。
- 日本に比べたら入居がはるかに簡単である
- 日本より家賃がやすい
- 3ヶ月未満の入居だと選択肢がかなり狭まる。
ということを覚えてもらえればいいと思う。以上を守って条件の良い物件を見つけられることを願う。