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【モニターアームの選びかた】種類と注意点、おすすめモニターアーム

初めてのモニターアームを選ぶ際に、どういったことに気をつければ失敗しない買い物ができるか知りたい人がいると思う。

モニターアームはアームの構造や取り付け方法でいくつか種類が分かれている。また、選ぶ際に注意すべき点もある。

それらを事前に把握しておくことでスムーズなモニターアーム選びができようになる。

そこでモニターアームの概要を伝えるとともにおすすめのアームを紹介していく。

選びかた

アームの構造と可動範囲

モニターアームは構造によって可動範囲が変わってくる。自分の使用シーンを想定してどのような動きができればいいのかを考えよう。

ポール型

アマゾン商品ページより

垂直なポールにアームが取り付けられているタイプ。

上下左右の動きにに対応しており稼働範囲が広いのが特徴。

左右のアームが多いので左右方向の動きが得意。ネジで調節することでモニターの上下の位置を調節することもできる。

ただし上下の動きは一度ネジ位置を決めるとなかなか変更できないデメリットも。再調整する際にネジを緩めて締め直すという作業があるので手間がかかるといったレビューが散見される。

一体型

根元が一つのパーツで構成されているタイプ。

アームの二段目と三段目は上下の動きもつけられるようになっている。上下左右の動きに対応しており、位置を決めた後も自由に動かすことができる。

ただ、ポール式に比べて移動範囲の自由度が低く、位置の微調整は苦手。

取り付け方法

クランプ式とグロメット式

通常のモニターアームの取り付け方法には机に挟み込んで固定するクランプ式机に穴を開けて固定するグロメット式の2種類に大別できる。

クランプ式は汎用性が高くどこにでも取り付けられる。対して、グロメット式は安定性に優れている。

もともとグロメット用の穴が空いている机ならグロメット式でも良いが、そうでないならクランプ式を選ぶのが無難だ。

モニターアームの中には、クランプ・グロメットの両方のパーツが付いているものと、片方にしか対応していないものがある。購入の際にはきちんと確認しよう。

壁掛け式

サンワダイレクト商品ページより

少し変わった取り付け方法として壁掛け式がある。

壁にねじ穴を開けてアームを固定するタイプ。壁があればどこでも設置でき、机の強度や設置スペースに依存しないのがメリット。

しかし穴を開ける作業の手間がかかることや、賃貸住宅では利用できないなどデメリットがある。

購入前に確認すべき注意点

モニターアームを購入するにあたって確認する点は

  • モニターの重さに耐えられる耐久性
  • モニターのVESA規格と合っているか
  • 机の厚みは十分か

と言った注意点がある。

これらの条件が満たされていないとアームのメリットを最大限活かすことができない。

モニターアームの耐久性

言うまでもなく、自分の使っているモニターの重さ以上の荷重に耐えられるアームが必要になってくる。

重さに耐えられないと位置が決まらない、時間が経つとアームがお辞儀するなどの問題が出てくる。

万が一重さに耐えられずアームが壊れれば、モニターが落下して一緒に破損する、下に置いていたノートPCやタブレットの画面が割れるという危険性がもる。

そのためアームの耐久性は購入する前にしっかり確認しておこう。

さらに付け加えると、耐久性は商品のスペックを鵜呑みにせず多めに見積もっておいた方がいいと思う。

参考までに、僕が使っているHUANUOモニターアームの耐荷重は6.5Kg。設置しているモニターは重さ3.4Kg

3.1Kg、約1.9倍の余裕を持たせている。この例はやや大げさではあるが、1.2倍くらいは余裕を見ておいた方がいいと思う。

VESA規格

VESA規格とは、モニターのねじ穴の間隔を指す。

この規格がモニターとアームで合っていないと取り付けることはできない。

例えば、モニターのねじ穴の間隔が100×100なら、モニターアームも100×100対応を選ぶ。

VESA規格は100mm×100mmや75mm×75mmであることが多く、商品ページにもVESA 100×100や壁掛け100×100のような記載がある。

じょうぎで測ることもできるのですでにモニターを持っている場合はチェックしてみよう。

机の天板の厚さ

モニターアームを設置するには、机の天板の厚みが安定性に影響を与えることがある。

十分な厚さがない机だとモニターアームの安定製が損なわれ、操作性が落ちてしまう。不安定で揺れるようだとモニターアームがこすれて机に傷がつく原因にもなる。

モニターアームごとに推奨している厚さがあるので、自分の机の板厚に対応できているかチェクしておこう。

天板の厚さに関しては記述がないこともある。個人的にアマゾンでモニターアームの推奨する天板の厚みを探した感じだと、ほとんどのモニターが10〜15mmくらいに収まっていた。

厚さが足りないと思ったら天板を補強するモニターアーム用の補強プレートを購入しよう。

とりあえずモニターアームを設置してみて、安定性に欠けると感じたら後からプレートを購入する流れでいいと思う。

おすすめモニターアーム

最後におすすめモニターアームを紹介する。

モニターアームの中で有名なエルゴトロン。

高い耐久性と使い勝手に加え、10年間の商品保証が付いている。iMac用のモニターアームとして使用している人が多い印象。

構造ポール型
取り付け方法クランプ、グロメット
対応重量3.2~11.2kg
VESA規格100×100、75×75
机の板厚11mm以上

こちらは上記エルゴトロンのOEM製品。

OEM製品とは他社製品を自社ブランド製品として売り出していること。この場合ではアマゾンがエルゴトロンと契約を結び、エルゴトロンの製品をアマゾンブランドとして売り出している。

オリジナルとほぼ同じなので特にこだわらなければこちらの方が安くてお買い得。ただし商品保証は1年だけなので注意。

壁掛けタイプも販売されている。

構造ポール型
取り付け方法クランプ、グロメット、壁掛け
対応重量3.2~11.2kg
VESA規格100×100、75×75
机の板厚11mm以上

僕が使っているのがこのHUANUOのモニターアーム。

比較的リーズナブルな価格で可動範囲もそこそこ。20%offのクーポンが配られていることが多い。

構造一体型
取り付け方法クランプ、グロメット
対応重量2~6.5kg
VESA規格100×100、75×75
机の板厚10mm以上

かつてアマゾンでベストセラーになったこともあるモニターアーム。

リーズナブルで耐久値に優れている。横方向の移動に強い。取り付け方法はクランプ式だけで、グロメット式で取り付けることはできない。

構造ポール型
取り付け方法クランプ
対応重量10kgまで
VESA規格100×100、75×75
机の板厚10mm以上

サンワダイレクトのポール型モニターアーム。

ポールとアーム部がレバー式なので上下の高さ調節が簡単にできる。モニター重量は10kgまで対応しており、十分な耐久性が備わっている。取り付け方法はクランプのみ。

構造ポール型
取り付け方法クランプ
対応重量10kgまで
VESA規格100×100、75×75
机の板厚20mm以上

以上、モニターアームの種類、選び方、注意点をまとめてみた。自分の使用シーンを想定してベストなモニターアームを選ぼう。

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