ヨーロッパ周遊を割と詳細に振り返ってみた

2017年8月、大学2年生の夏休みにバックパッカーとして1ヶ月でヨーロッパ8カ国を周遊した。 バックパッカーと聞くとなんとなく東南アジア周辺地域を旅行するイメージがある。ネットでちょこっとバックパッカーについて調べると東南アジアあたりの記事が圧倒的に多い。 バックパッカーといえば若者がする貧乏旅行の代名詞だろう。実際、僕も貧乏バックパッカーの一人だった。(今もそうだ) 東南アジアや南アジアなどの新興国は物価が安いので、貧乏旅行でも長期滞在しやすい。また、飛行機で片道7時間くらいの距離なので行きやすいし、LCCが使えるので航空券代も安く抑えられる。同じアジア地域であるため馴染みやすいと言うのもあるだろう。 実際、僕自身も東南アジア、特にタイのチェンマイにお世話になった。 東南アジアには日本人のみならず中国人、韓国人、欧米人がたくさんいる。 こういった理由からバックパッカーは東南アジアというイメージを勝手に抱いていた。 しかし僕の場合、初めてのバックパッカー旅行がヨーロッパだった。 訪れた国は回った順に イギリス🇬🇧、スペイン🇪🇸、フランス🇫🇷、ドイツ🇩🇪、オランダ🇳🇱、スイス🇨🇭、イタリア🇮🇹、バチカン🇻🇦 これからヨーロッパ周遊旅行がどんな感じだったかお伝えしよう。この記事を参考に海外旅行に興味を持ってもらえたらと思う。 なぜこのタイミングで振り返るのかというと、今年の3月には大学を卒業するので、最後に大学生活で最も大きな出来事の一つであるヨーロッパ周遊を記録として書いておこうと思ったからだ。 この記事は2017年時点での情報なので現在は異なる可能性がある点に注意してほしい。 個人旅行はツアーとは違って自由だが、その反面やるべきことが多くて苦労もするのが実情だ。 海外旅行はパッケージツアーでもない限り、自分でアトラクションのチケットや宿の手配をしなければならない。移動には公共交通機関を乗りこなさなくてはならないし、長距離の移動でのトラブルに見舞われることもあるだろう。食事は自分の好きな店に入れるが、失敗することもある。 バックパッカーは優雅ではないし、個人旅行は面倒なことが多いことも知ってもらえると思う。それと同時に自由に行動できる個人旅行の良さもわかってもらえたらと思う。 ヨーロッパに興味がある人や、バックパッカーとはどんな感じか知りたい人、周遊旅行について知りたい人が軽い気持ちで読み流してもらいたい。きっかけや持ち物、宿泊した宿や実際のルートを書いていく。 この記事を通して海外に興味を持つ人が増えてくれることを願う。 目次きっかけ予算食事航空券チケットの事前予約宿事情 ユースホステル国際学生証長時間のフライト周遊の大まかな流れイギリスヨーロッパ周遊を終えて きっかけ 簡単にいうと、映画の影響。 「インフェルノ」という映画に触発を受けたからだ。 ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が、イタリアのヴェネチアとフィレンツェ、およびトルコのイスタンブールを舞台に謎解きをしながら生物兵の拡散を阻止する話だ。 ラングドン教授が活躍する映画は他に「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」があり、それらも全て鑑賞した。 ダ・ヴィンチ・コードはイギリスのロンドンとフランスのパリが舞台でキリストの聖杯にまつわる話で、天使と悪魔はイタリアのローマとバチカンが舞台で科学と宗教の対立の話。 これらは全てダン・ブラウン原作の小説を映画化したもので、主人公の名前からラングドンシリーズと呼ばれている。 ラングドンシリーズを通してヨーロッパの文化や宗教的な独特の雰囲気に興味が出てきたため、漠然とヨーロッパに行きたいと思うようになった。 バイトをしていてお金があり、夏休みとかの長期休暇も暇だったし、社会人になったらまとまった休みを取りづらくなると思ったので思い切って行ってみようと思った。 このような経緯から当初はイギリス、フランス、イタリアの3カ国に絞って2週間くらいの旅を考えていた。 本屋でこれら3カ国のガイドブックを見に行くと、ヨーロッパ12カ国が一冊にまとまったガイドブックを見つけた。それをパラパラ読んでいくうちに、他の国にも興味が出てきた。 はるばるヨーロッパまで行くなら、4カ国に絞らないでもっと他の国も回った方が効率的じゃね?笑 と思い始めた。 確かに2回に分けていくとしたら航空券代が単純計算で2倍かかるし、2往復分のフライト時間がもったいないことになる。 スペインのページを見ていくとサグラダファミリアがあることを思い出し行ってみようと思った。(ついでに首都のマドリードも見ておこう) 更に読んでいくうちに、ドイツのケルンの大聖堂を見に行きたい、オランダのアムステルダムの運河を見てみたい、スイスの山岳地帯に行きたい、など、追加で行きた … 続きを読む ヨーロッパ周遊を割と詳細に振り返ってみた