ヨーロッパの悪いとこ
ヨーロッパの街並みに憧れている人は多いだろう。良い面はガイドブックやメディアでいくらでも紹介されているのでよくご存知だと思う。
しかしいい面ばかりではない。海外、特にヨーロッパは文化や価値観の違いから思わぬトラブルに見舞われることがある。
今回はヨーロッパ旅行計画中の方向けに、実際に行って感じた、ガイドブックには書けないヨーロッパの悪い面を紹介しよう。
トイレ
- 汚い
- 便座がない
- 紙がない
- ウォシュレットがない
- フックがない
- 有料
- 見つからない
トイレは掃除が行き届いているとは言えず、水垢などで汚いことが多い。
便座がない便器がある。特にパリ。便座が壊されるという事件が多いらしく、そのため便座を初めから取り付けなかったり、一回壊れたら直さないことによる。座れないので空気椅子状態。
ペーパーが空のことも多く、持参しないと悲惨な結果になることもある。紙は持参しよう。
ウォシュレットがない。東南アジアみたいな手動ウォシュレットもない。
フックがないこともあるので、上着や荷物をかけることができない。汚い床に置きたくない。フックは持参しよう。
トイレは有料だったりする。コイン投入タイプのため小銭がないと入れない。ワンコインならまだしも謎に0.75ユーロや1.5ユーロなどの微妙な料金体制のトイレもある。
ヨーロッパはアメリカや日本、新興国と違いショッピングセンターも少ない。トイレに行きたくなったらとりあえず駆け込むのがショッピングセンターだという人も多いと思うがヨーロッパではそれが難しい。また公衆トイレも少ない。大抵はカフェに入って何か注文してトイレを借りることが多いようだ。
詐欺
無料のミサンガを勝手に巻い後で金を払えという黒人、チッケットを買ってきてあげるからお金をくれという中年、歯が痛いから治療費10ユーロくれという少年などに遭遇した。
儲かるギャンブルを持ちかけてお金を取られる被害もあるようだ。ケチャップなどをかけてきた後に汚れを拭き取り、拭き取っている隙に後ろから擦られるというトラブルもある。
手口を知っていても、いざとなると頭がパニックなり正常な判断ができなくなるので、常に周囲を警戒し怪しそうな人たちを見つけたら避けるのが一番。
単色
ヨーロッパはカラフルで可愛い街が普通だと考えている人がいるかもしれないが、ロンドンやパリはそうでもない。おしゃれなイメージのある花の都パリは白一色で味気ないと感じるかもしれない。
街の汚れ
ゴミが多かったり、落書きがある。都市部では人が集まるのでゴミが増えるのも無理はない。ヨーロッパのおしゃれなイメージが先行し、綺麗に整備された街並みを想像するとがっかりするかもしれない。
地下鉄
車内が汚い。治安も悪く、駅構内や通路内には浮浪者がいたり無賃乗車する人もいる。
混雑に乗じて財布をスッてくる連中も出没するらしい。集団プレーで人工的に混雑状態を作り出し、擦りやすいポジションにいる人がスる。他の車両に比べてなぜか混雑気味な一角を見つけたら、スリ集団を疑って避けるのがベター。
長距離鉄道の本数
日本の新幹線と違い、都市間の長距離鉄道は1時間に数本とか数時間に1本のことも少なくない。車社会だから?
新幹線みたいにモニターがあるわけではないので現在の駅がわからない。アナウンスを聞き逃さないようにする必要がある。
言葉
英語が思ったより通じない。基本的な数字もわからない人がいたりする。それかわからないフリか。フランス人が英語嫌いなのは割と有名。
気候
イギリス、フランスのパリ、ドイツ、オランダあたりの北ヨーロッパは天気が雲りがちでなんとなくどんよりした雰囲気。気温が低めで夏でも結構寒い。華やかなイメージとはちょっと違う。春がおすすめらしいが、ほとんどの人にとって学校や仕事の関係から4〜5月頃にヨーロッパに行くのは難しいと思いう。
まとめ
ガイドブックには書けないヨーロッパの悪い点をまとめた。
我慢するしかないものもあれば、努力や工夫である程度緩和できることもある。トイレは紙とフックと小銭の持参を心がけよう。スリや詐欺は手口を知っていれば対応できる可能性もあるため事前の予習を心がけたい。
この記事は決してネガキャンではない。ヨーロッパは基本的には魅力的な場所なので、これらの事案に気をつけてヨーロッパ旅行を楽しんでほしい。